直接給水による
移植法

大木・老木・名木は、地域のシンボルとして豊かに季節を彩り、人々の心を癒してくれます。しかしながら、年々、都市化・近代化のもとに伐採され減少の一途をたどっています。長い間、自然の風雪に耐え、風土の歴史や文化の刻み込まれた年輪は、人類の貴重な財産であり、年表とも言えます。これらの貴重な樹木を次世代に継承することは、現代に生きるものの使命です。

一般的に大地にしっかりと根を張った大木などを諸般の事情で移植する場合には、枯損率の少ない直接給水による移植を行います。これは「直接給水法」といい、樹木を移植する際、主要な側根に直接水タンクにより給水させる方法です。根に直接水分を補給するため、地上部からの蒸散と調和を計ることにより枯損率を下げる技術です。

この方法は不適期の移植や、従来の施工方法では難しいと敬遠されがちな「大木・老木・貴重な樹木」などの移植には大変有効な方法です。





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